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中ノ島 (長崎県)[なかのしま]
中ノ島(なかのしま)は、長崎県長崎市(旧:高島町)に属する無人島。島の南南西約700mの位置に軍艦島の愛称で知られる端島がある〔。中ノ島でも、端島と同様に炭鉱開発も試みられたが、こちらは短命に終わった〔〔中ノ島炭鉱 ABOUT GUNKANJIMA - TUNNEL OF BLACK DIAMOND 2015年4月30日閲覧。〕。その後は、端島住民の公園や火葬場・墓地として利用されてきたが、端島の炭鉱が閉山した後は、端島同様放棄された〔。 == 歴史 == 1879年(明治12年)に中ノ島で炭鉱の開発が始まる〔。1884年(明治17年)、一度官有となった後、三菱社へと売却された〔〔。三菱社への売却後、竪坑が2本掘削され、本格的な操業が開始されたものの、坑道での出水が多かったことから採掘が困難となり、1893年(明治26年)には操業を停止、三菱社への売却からわずか9年で閉山した〔〔。隣の島である端島においても、1886年(明治19年)より本格的な石炭採掘が開始されており、中ノ島炭鉱閉山の3年前、1890年(明治23年)に、中ノ島炭鉱と同じ三菱社へと売却されている。 中ノ島炭鉱閉山後、島には桜が移植され、花見が行えるように整備されたり、海浜レジャーの場として利用された〔〔。歴史が下るにつれて、人口密度が急激に上昇した端島では緑化運動が広まり、その一環として中ノ島に緑化公園が造成されることとなった〔中ノ島水上公園 ABOUT GUNKANJIMA - NO GREEN ISLAND 2015年4月30日閲覧。〕。公園の造成は、1962年(昭和37年)より開始され、遊歩道・展望台・遊具を設置した中ノ島水上公園が開園した〔。また、端島には火葬場と墓地が存在せず、中ノ島に火葬場と墓地(納骨堂)も設置されていた〔〔。 1974年(昭和49年)4月20日に端島炭鉱が閉山。中ノ島も端島と同様に放棄された〔。以後は、釣り人が訪れる程度となっている〔。 島内には、竪坑を含む炭鉱時代の遺構や、水上公園の遺構、火葬炉・納骨堂の遺構などが点在している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中ノ島 (長崎県)」の詳細全文を読む
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